産後ケアって必要?家族のサポートがあっても必要な4つの理由

家族のサポートがあれば産後ケアは不要?産後ケアは贅沢?

答えはNO!

私は産後から育休の夫(2ヶ月の育休)と手伝いにきてくれる実母のサポートがありましたが、それでも産後ケアを利用して心身ともに良かったです。

産後の心と体のケアって、とっても大切なんです。出産は女性にとって大きな体力の消耗だけでなく、ホルモンバランスの変化など、様々な心身の変化を経験します。

そんな産後のママをサポートしてくれるのが「産後ケア」です。体の回復だけでなく、育児への不安や悩みなど、ママの心にも寄り添ってくれます。

この記事ではワンオペ育児だけでなく、里帰りやパートナーの育休で家族のサポートがあっても、産後ケアを利用するメリット4つをまとめました。

産後ケアを利用するメリット

1. 時期によって変化していく悩みに対応できる

産後の悩みは、時期によって変わります。例えば、産後すぐは体の回復に重点を置きたい時期ですが、少し時間が経つと、睡眠不足や育児の疲れ、社会復帰への不安など、様々な悩みが出てくることもあります。

私はほぼ毎日何かしらをググっていたのですが、ネットの情報もどれが正しいのかわからなくなり、ググるほどに悩むが増しました。それもそのはず、産後○○か月といっても人によって状態は千差万別。

産後ケアでは、ママや赤ちゃんの「今」の状態をもとにアドバイスやケアをしてくれます。定期的に利用すると、身体とメンタルを定点観測できるのでオススメ。変化に早く気付いてくれるので、ママの心身の健康を支えてくれます。

2. プロだから心置きなく頼める(そんなの自分でやりなさい!がない)

「家事なら家族に頼めばいいじゃない?」と思う方もいるかもしれませんが、産後は心身ともにデリケートな時期です。家族に頼もうとしたらちょっとめんどくさそうな顔をされたり、「それくらいできるでしょ」と言われたりすると、イライラしたり悲しくなったりしますよね。

私の場合、最初は母が頻繁に手伝いに来る予定だったのですが、産後はこんな家事をやってほしいと言ったら「私の時はこれくらいやったわよ」と言われる始末。これは産後ストレスがたまりそう。。という予感がしたので、あらかじめ訪問型の産後ケアを定期でお願いしていて大正解。

産後ケアの人は、「できないからやらないのではなく、できるけどやらない(だって回復やママにしかできないタスクが優先)」という気持ちをちゃんと理解してくれます。むしろ、とにかく休めるようにサポートしてくれます。

例えば、こちらからお願いしなくてもたまった食器は世間話がてらササっと片付けてくれるし、「おにぎりでも作り置いておきましょうか?」とか、「このすきに寝ちゃってください」とか、先回りしてサポートしてくれるのです。人に頼むのが苦手なのでこのスタンスが本当にありがたかった。そして人に作ってもらうおにぎりってなんでこんなに美味しんだろう。

3. 家族も休める。一気に家事が押し寄せるパパだって休みたい

産後はママだけでなく、パパも心身ともに疲れているものです。私は産後の入院で夜間授乳や日々のお世話を少しずつ学んでいきますが、それを夫は経験していないので退院0日目で軽く絶望していました(笑)

たとえ家事が得意なパパでも、一気に家事が押し寄せてきたら、どんな人だって疲れます。そしてうちの夫は家事があまり得意ではないので、めちゃめちゃ疲弊してました。苦手な家事は少しずつ段取りを覚えたりして、慣れてはきたものの、育児はエンドレスなので、どこかで息抜きや手抜きをしないと、回らなくなってしまいます。

産後ケアは、ママだけでなくパパも休める大切な時間です。我が家では産後ケアの時間を使って、交代で一人で散歩やカフェに行くなどして「一人時間」を確保。1時間でも自由時間があると本当にリフレッシュできてお互いメンタルが安定しました。わが子は本当に本当に可愛いけれど、一人時間はママとパパがニコニコでいられるために重要です。

4. ママのメンタルが安定すると家族みんながハッピー

慣れない育児や今まで体験したことのない身体の変化がママには押し寄せるので、その悩みの一部分だけでもアウトソースできると心の余裕が全然違います。繰り返しになりましたが、「できるけどやらない」ってめちゃめちゃメンタルやHPの回復に大事。メンタルが安定すると子どもとゆっくり向き合う心の余裕も生まれて、夫婦ともにウェルビーイングな育児ができています。

あったかいご飯がすぐ食べられる、洗濯物の山をみてうんざりすることがない、というのってめちゃめちゃ幸せなことだなと思います。「明日は産後ケアが来てくれる日だ!」と夫婦でお互い励ましあいながら乗り切れるので、たとえ週1-2回の訪問型の産後ケアでも心からオススメします。

まとめ

産後ケアを使うのに理由はいらない!ママが疲れたな、サポートが欲しいなと思ったらそれは必要なサイン。

私の住んでいる自治体では産後ケア施設を自治体の補助金で少し安く使えるのですが、その時の利用理由にも家族のサポートの有無にかかわらず、育児の不安や心身の健康は利用シナリオに入ってます。補助対象の日数は限られているので私もほぼ自費ですし、産後ケアの補助がない自治体もあるかもしれません。お金はかかってしまいますが、それでも利用して良かったと思っています。

産後ケアは産後直後のイメージが強いけど、ママが疲れたなぁ、サポート欲しいなと思っているなら産後何ヶ月であろうと必要なタイミングだと思います。この記事を読んでいるプレママ・産後のママが産後ケアを使うきっかけになりますように。訪問型と滞在型の産後ケアについてはまた別記事で紹介予定です。

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