こんにちはMAKIMEDIAです。新卒から外資系一途で現在3社目になりました。しかも英語圏での留学経験無し、英語圏の帰国子女でもない。
新卒採用で40社前後、転職で5~10社ほど日系企業を受けましたが一回も採用通知をもらったことがないです。一方、外資系企業との面接はすこぶる相性がよく、エージェントもほどんど使わず面接対策をしました。今回はその時に役に立った本を紹介しようと思います。
読むタイミングとしては自分の経歴などを棚卸しして面接で話すエピソードの候補が3~4個見つけてからがおすすめです。
個人の感想ですが、外資系の転職面接でよくあったのは、少ない質問数で深堀り質問をされるパターン。
よく質問のパターンは大きく3つで、
- これまでの経験や性格をみる質問 (王道質問)
- 受ける会社や仕事内容に関しての知識(やる気を確認する質問)
- ビジネスケース問題(もし~ならどうするか?)
種類は様々ですが、共通するのは論理的かつ相手の聞きたいことに絞って端的に話すこと。これが意外と難しい。同業種・同職種でない限り、エピソードに対する背景や基本知識はゼロなので、端的に話すと何言っているか伝わらなかったり、逆に説明が多すぎると自己アピールを逃す。
そこで何から始めたらいいかわからない、話すのが苦手、まんべんなく準備できているが不安という人に向けた本を紹介します。いわゆる面接対策本は少なく、一般的なビジネス書がメインです。
外資系企業への面接対策に役に立った本
①シンプルに結果を出す人の 5W1H思考
思考の整理や論理の飛躍がないかををチェックするのに便利な本。話したいことはあるけれどどうやって話そうか悩んでいる、要点を絞って端的に話すのが苦手な人に向いています。
②戦略コンサルティング・ファームの面接試験―難関突破のための傾向と対策
これは完全に面接対策本です。仮のビジネスケース(例:もし競合が自分たちよりも安い商品を出したらどうするか?、オリンピック競技にダーツを採用すべきかどうか)から論理的思考、戦略的思考をみる面接があるのですが、この手の面接が初めての人であれば、目を通しておくと事前準備になると思います。前半はよくあるパターンの解説とポイントの整理方法、後半は例題&過去問という構成。ページ約350ページ以上もあるので少なくとも面接の2週間以上前に読んだほうが知識としても定着しやすいです。新刊でも、初版でも普遍的な内容なので買うのはどちらでもOK。
③プレゼンは「目線」で決まる―――No.1プレゼン講師の 人を動かす全77メソッド
実際にプレゼンテーションをするような面接や、資料を自分で作って面接する場合はこの本もオススメ。資料作成で抑えたほうがいいポイントと話すときの注意点の両方が乗っているバランスのいい本。かなり読みやすいので3~4日前でも読み切れる。
④ 無敗営業 「3つの質問」と「4つの力」
営業のバックグラウンドがある人、または営業職に初めて挑戦する人向けの本。これまで経験したプロジェクトなどを話すときに、2言目によく聞かれる「なぜあなたはそのアプローチをしたんですか?」という質問。ここをうまく説明できるかどうかが大事。そのために、なんで自分はこういう営業、こういうアプローチをしたんだっけという振り返りにも、また反省(面接では必ずしも美談を求めているわけではない)にも使える本
⑤ OKR(オーケーアール) シリコンバレー式で大胆な目標を達成する方法
プロジェクトのリーダーやマネージャーをしていた人向き。どうやって周りの人に働きかけたか、どう進捗管理をしたかなどを振り返る際や、ケース問題でこれからどうするか?という質問をされた時のアプローチの仕方の整理にも、普段の仕事にもつかえる名著。前半がビジネス小説、後半がビジネス指南書となっているので特に前半は一気に読めます。
以上がオススメの5冊でした。
どれもビジネス書として有名なので、本に書いてあることをそのまま自分のエピソードとして話すのはダメですよ~絶対ばれます。
また一番大事なのが復習!本を読んだ後に最初に整理した自分のエピソードや想定質問に対しての答えをまとめておくこと。そしてその答えに対して、自分が面接官だったらどんな質問を深掘りでするかをかき出し、それに対してもまた答えを考える。
これをいろんな角度から深掘り質問をしておくと頭の体操になるし、当日違う質問がが来ても、考える練習ができているので答えやすくなります。
あと答えに詰まったら、見切り発車で話し始めず、「整理したいので1分ほどいただけますか?」と聞く。これめっちゃ大事です!!まずは深呼吸して要点を手元のメモにささっとまとめてから話はじめましょう。
備えあれば患いなし。業種関係なく普段の仕事にも使える内容なのでぜひ読んでみてください。