短時間でリフレッシュしたいときのおすすめエッセイ 5選 (全部文庫本だよ)

頭をリセットしてリフレッシュしたいのに考え事が止まらないときはありませんか。

仕事の事は忘れてのんびりカフェでまったりしようとしたり、家のソファーでぼーっとしようとしてもどうしても悩み事や考え事が頭から離れない。

そんな時のおすすめはさくっと読める短編エッセイ集を手に取ること。なかでも、オチや意見の強くないライトなものの方が、考え事を増やさず、ただただ仲良しの友達や家族との取り留めのない会話のようにすっと入ってきて心地いいのです。

また一本が2、3ページ〜10ページくらいのものだと集中力なくても集中が切れる前に終わるので集中力をの省エネにも。そう。集中力って人にもよるけれど有限で、使えば使うほどHPのように減っていくので小出しに使うとHP不足を防げます。そしていいリフレッシュはHPを回復してくれて集中力をチャージしてくれる。

オチにたどりつくためにページをめくるのではなく、呼吸をする様にゆっくり気ままにページをめくる。本から顔を上げると、あらびっくり。なんか頭がスッキリした。

そんな感覚を得られる(個人談)オススメの選り抜き5冊を紹介します。

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村上ラヂオ 1•2•3 (村上春樹)

個人的には村木春樹は圧倒的にエッセイが絶品です。文体のリズム、ボリュームがイージーゴーイングで、そして大橋歩の版画が最高にキュート。ビール会社が作るウーロン茶と村上春樹は前置きで語っていますが、エッセイが本業でないとはいえ、さすがのリズム。小説のようにパキパキしていなくて、肩ひじ張らずにゆるっと読めます。お散歩感覚で読めて、でも気づくとお腹がグーっとなる一冊。

大橋歩の版画がたまらないのよね~

② なんとか生きてます/生きるコント1•2 (大宮エリー)

東大卒で脚本家、CMディレクター、映画監督、作家、エッセイスト、コピーライター、演出家、ラジオパーソナリティといういろんな肩書を持つ大宮エリーのエッセイ。人間性が前面に出ていて、あーこのひとは一生懸命生きている人だなと、じんわり元気をもらえます。文体もまるで友達のおしゃべりを聞いているようなリズムでポンポン進みます。時々強めの笑いが潜んでいるので、電車の中で読むとニヤッとしてしまうので注意。

なんとか生きていますの表紙はいかにも大宮エリーっぽい!

③ グアテマラの弟 (片桐はいり)

名前は出てこなくとも顔を見れば、「ああ、この人ね」となる女優の片桐はいりのエッセイ。映画「かもめ食堂」(大好き! セリフも風景も音楽も!)やドラマ「すいか」(もうこのドラマは最高なの、でも観たいけど配信していない、、)が個人的なベストはいりです。大宮エリーのエッセイと違って、関西全開のエネルギッシュなトーンの反対で、静かに淡々と進んでいくのですが、着眼点や日常の切り出し方が秀逸。グアテマラの弟というタイトルにあるようにグアテマラに住んでいる弟を訪ねながらラテンのエネルギッシュだけどどこかおっとりしているエピソードがほっこりします。

④ ごはんぐるり (西加奈子)

まず読む前に、ダイエット中の人や腹ペコだけどすぐにご飯食べられない状況にある人は本をそっと閉じてください。小説家の西加奈子のエッセイは、本から湯気や香ばしい香りが立ち昇ってきそう。それくらいそのシチュエーションに引き込まれてしまう表現の魔力があります。人には胸を張って言えないけどすごく好きな食べ物やその食べ方のことや居酒屋での注文のリズムについては、激しく共感とともに誰かとおいしいご飯を囲みたくなります。

⑤ 焼きそばうえだ (さくらももこ)

さくらももこのエッセイといえば「さるのこしかけ」や「たいのおかしら」を思い浮かべる人が多いと思いますが、往年のエッセイはさらにさくらももこの人間性がにじみでていて味があります。愛のあるいじりがバリに焼きそば店をひらくとこまで発展する展開にはびっくりですが、合間合間にあるイラストがコミカルさを増幅してくれます。さくらももこが描く、焦る人とショックを受ける人のイラストは顔に縦線が入るなんて、リアルじゃないのにとてもリアルに感じちゃいます。

今回は短時間でリフレッシュしたいときのおすすめエッセイ 5選を紹介しました。

今回紹介した本はサイズ感にもこだわっていて、どれも文庫本かつ厚すぎないので、カバンにもストンと入るし、なんならコートのポッケにも入るくらいのサイズ。愛おしいサイズ感。

どのエッセイも1編が短いので移動中とかちょっとした待ち時間にも最適。私は山手線の2-3分の待ち時間ですらホームで立ったまま開いて読んでます。結構のこの時間が好きです。共感してくれる人いるかしら?

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